「震度10のスパム動画がチェーンメールで送られてくる!」というのが話題になっています。
しかし、肝心なスパム動画は見当たらず、このツイート自体がデマなのではという声も。
今回はいざというときに、なりすましメールの見極め方、正しい送信元のアドレスを見る方法を画像付きで解説したいと思います。
震度10スパム動画チェーンメールって?
「震度10のスパム動画がチェーンメールで送られてくる!」というのが話題になっています。
しかし、肝心なスパム動画は見当たらず、このツイート自体がデマなのではという声も。
日本に震度10級の地震のメールに注意。添付される動画はウィルスが入っていてスマホからも銀行などの個人情報が抜かれる。震度10が存在しないのは当たり前。理由として、7の時点でとてつもない甚大な被害なため7より上の階級を作る意味が無いから。 pic.twitter.com/UvJzs1zOW1
— まやまブログ@山岳救助隊 (@mayamablog) February 5, 2020
このチェーンメールを開くと、スマホやPCから銀行の情報などが抜かれてしまう、というもの。
実際にLINEなどでも注意喚起がされ、Twitterでもトレンドに上がっていました。
震度10スパム動画チェーンメール自体がデマだった?
しかし、しばらくするとTwitterではこのような声も。
「ってか肝心なチェーンメールってどれ?どれに注意すればいいの?」
「そもそも震度10って存在しないし、これ自体がデマなのでは」
「誰かこのメール開いちゃった人っているの?」
などの声。
そして2020年2月6日現在では、このようなチェーンメールの報告がありませんでした。
このことから、この「震度10」自体がデマだったという線が強くなってきました。
会社務めでメールを使われる方は要注意!
今回の「スパム震度10」はデマだったのかもしれません。
しかし、今後このようなチェーンメールが来ることも考えられます。
そこで今回はなりすましメールの送信元、正しいアドレスを見る方法をご紹介したいと思います。
LINEをメインにされている方はそこまで気になることではないかもしれませんが、会社務めの方ですと、メールは必要なものだと思いますので是非ご覧ください。
Amazonからのなりすましメール
なりすまし、見極めが難しいメールが届いたことがないですか?
それは例えば「Amazonからのメール」です。
メールのタイトルとアドレスは間違いなく“Amazonから”というようになっています。
これはとても不思議です。
Amazonで何も商品を注文した覚えもなく、メールが来る理由がありません。
このようなメール、開くだけなら大きな問題にはならないでしょう。
しかし、うっかり記載されているURLをクリック、クレジットカードの情報を入力してしまったら最後です。
このようなことがないように、どのようにして送信元を見極めたらいいのか、早速解説して行きたいと思います。
なりすましメールの正しいアドレスを見る方法画像解説
今回ご紹介させていただくのは、例としれYahoo!メールで見て行きます。
しかし、どのようなメールソフトでも基本的な方法は同じですので、ご自身で使われているメールソフトと照らし合わせてみてください。
まずはこちらをご覧ください。
こちらはYahoo!メールの迷惑メールフォルダの画面です。
今回はこちらを例に見て行きたいと思います。
そしてこのメールを開くと
このような画面になります。
画像の赤丸部分に注目をしてください。
ここにある「詳細ヘッダー」これをクリックします。
するとこのような画面になります。
※メールソフトによって「メールヘッダー情報」などと書かれています。
また、このような項目がない場合は、右クリックでメールのプロパティを開くことでこのような画面が開かれます。
画像のアンダーライン部分、「Retum-Path:」というところに注目してください。
この「Retum-Path:」には、実際に送信された送信者のアドレスが表示されます。
そしてYahoo!メールの場合さらに下へスクロールしていくと、「From:」という項目が出てきます。
ここの「<アドレスとドメイン >」部分、これが今回送られてきたアドレスです。
こうして照らし合わせて見ると、送信されて来たアドレスと、送信元のアドレスが違うことがわかります。
これを先ほどのAmazonからのなりすましメールに置き換えていただくと、実際の送信元のアドレスが特定でき、なりすましだと判断できます。
まとめ
ただ、これはあくまでもひとつの方法です。
今後新たな方法でなりすましメールが送られてくることもあるかもしれません。
より正確に送信者を確認する方法として、例えば今回のAmazonでしたら、公式サイトで送られてくるメールアドレスを確認してみてください。
そしてそのアドレスとなりすましで来たアドレスとを比較していただけるとより、正確に送信者のアドレスの確認ができるかと思います。
今後も色々な方法でチェーンメールやデマ情報などが出てくるでしょう。
もしあなたにチェーンメールなどが来た際は、慌てずに落ち着いて、まずは送信元を調べ、公式サイトなどで確認をしましょう。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。