日本の伝統芸

【初心者向け】落語はどこに行けば聞ける?チケットってネットで買えるの?

近年落語がブームとなり、新たに若い女性からサラリーマンまでと幅広い層から注目を集めています。

今回は初心者向けに、落語を生で聞ける場所とチケットについてご紹介していきたいと思います。

[box class=”blue_box” title=”この記事はこんな方におすすめ”]・落語を生で聞いてみたいけどどこに行っていいかわからない
・落語ってなんか難しそう初心者がいきなり劇場とかに行っていいの?[/box]

[box class=”blue_box” title=”あわせて読みたい”][kanren postid=”175″][/box]

スポンサードリンク

落語ってどこに行けば聞けるの?

[voice icon=”https://natumetokyo.com/wp-content/uploads/2019/12/03.png” name=”なつめ” type=”r”]落語ってどこに行けば聞けるか知ってる?[/voice]

[voice icon=”https://stage-knowledge.com/wp-content/uploads/2019/12/Twitter-アイコン-02.png” name=”茶色いの” type=”l”]えッ!知らない。。。[/voice]

落語はどこに行けば聞けるか知ってる?こう聞かれてパッと答えられる方は少ないのかも
しれません。

落語は、寄席(よせ)という所で公演が行われるのが一般的です

寄席という所は落語だけに限らず、講談や漫才漫談、手品や曲芸など様々な演芸が観られる場所です。

寄席はその日によって演目は異なります。

内容としては落語が多いのですが、その他の演芸と一緒に演目の中に組み込まれているます。

例えば、落語、漫才、講談、落語、手品、のように決められた時間の中で若手からベテランまで同じステージに立ち、会場を盛り上げてくれます。

また、寄席の興業期間として、「上席」「中席」「下席」と毎月10日間を区切りに公演が行われています。

 

寄席ってどこにあるの?

落語の世界には「落語芸術協会」というものがあるのですが、芸術協会の方達が出演している寄席はこのようになっています。

「新宿末廣亭」(新宿)
「浅草演芸ホール」(浅草)
「池袋演芸場」(池袋)
「お江戸上野広小路亭」(上野)
「お江戸日本橋亭」(三越前)
「国立演芸場」(半蔵門)
「横浜にぎわい座」(横浜)

などが上げられます。

またこの他にも、各地域のホールなどで落語が聞けることもありますし、近年では居酒屋など飲食店で上演されることもあります。

 

寄席っていつでも観られるの?何時間くらいやるの?

寄席というのは基本的に年中無休、毎日様々な演芸を楽しむことができます。

一日の公演は二部構成となっており、お昼の部がだいたい正午~、夜の部がだいたい17時~となっています。※会場により変わります。

上演時間はだいたい4時間ほどです。

[voice icon=”https://stage-knowledge.com/wp-content/uploads/2019/12/Twitter-アイコン-02.png” name=”茶色いの” type=”l”]よ、4時間!けっこうたっぷりやるんだね。[/voice]

確かに4時間は長いと感じるかもしれませんね。

ですが安心してください。寄席というのは、基本的に好きなときに入って好きなときに出ていいのです。

もちろんマナーとして、上演中はこれらの行為は避けた方がいいと思います。

演目と演目の切れ目、合間にお好きなタイミングで出入りができます。

 

寄席ってチケット代いくらくらい?ネットで買えるの?

舞台やライブなどのチケットをネットで購入される方も多いかと思います。

では寄席の場合、どのようにしてチケットを購入すればいいのでしょうか。

[voice icon=”https://stage-knowledge.com/wp-content/uploads/2019/12/Twitter-アイコン-02.png” name=”茶色いの” type=”l”]あ、それ教えて~[/voice]

基本的に寄席の場合、ネットでの購入は受け付けていないようです。

ご来場になる当日、各会場にて当日券を購入してから観劇をするという形になります。

チケット売り場は各寄席の入口にあります。

場所によっては、木戸(きど)や木戸口と書かれたところがチケット売り場です。

ちなみに寄席は基本全席自由席となっています。

また、寄席で行われる特別公演などイベントが行われている際、このときは満席で入れないこともあるかもしれません。

特別公演のときには余裕を持って早めにでかけましょう。

そして肝心なチケット代ですが、料金は昼と夜と異なり、2,500円~3,500円くらいの料金になります。

 

落語の話って本当にわからないけどいきなり行って大丈夫?

[voice icon=”https://stage-knowledge.com/wp-content/uploads/2019/12/Twitter-アイコン-02.png” name=”茶色いの” type=”l”]何もわからずはじめて行っても大丈夫なの?[/voice]

もちろん大丈夫です。

落語は何も難しいことはありません。

気がつくといつの間にかお話ははじまり、あっという間に聞き入ってしまうものです。

そして落語には、古典落語と新作落語の2種類があります。

主に江戸から明治にかけて作られたものを古典落語。

噺家さんが考え作り出したものを新作落語と言います。

落語とは不思議なもので、基本的なお話は同じでも、噺家さんによって、間や表現の仕方がまったく違い、同じ演目を見たとは思えないほどです。

もし機会があれば、同じお話で違う噺家さんの公演をご覧になられるとより楽しめるかと思います。

 

本番がはじまりマクラの段階で話す内容を変えることもある?

これはベテランの噺家さんがよくやる手法。

自分が舞台に出てからマクラの最中に、その日のお客様の雰囲気や様子を見てそれから話す演目、内容を決めるというもの。

マクラとは、話のつかみのこと。

本編を話す前に客席をあたためる、またその日のお客様の好みを知るためのお話。

このマクラの段階で、「あ、今日のお客様は、Aという話より、Bの方が好みだろう」というような具合に変えていきます。

これはそれまでのキャリアと経験からできるベテランのワザです。
※もちろんはじめから演目が決まっている場合もあります。

スポンサードリンク

まとめ

さて、今回は落語に興味はあるけどどこで聞いたらいいのかわからない。

という方のために、基本的なところを書かせていただきました。

今はレンタルショップなどで、落語のCDもあります。

色々聞き比べてみてから、生の落語を聞きに行くというのもいい方法かもしれません。

何かのときには参考にしていただければと思います。