日本の伝統芸

【初心者必見!】歌舞伎を映画のチケット代以下で観るお得な方法

日本の伝統芸「歌舞伎」。

歌舞伎というと、「敷居が高そう」「チケット代って高いんじゃない」というような印象をお持ちの方も少なくないでしょう。

しかし、ある方法でチケットを買うと、映画のチケット代より安く歌舞伎を観ることができます。

[box class=”blue_box” title=”この記事はこんな方におすすめ”]・歌舞伎を観たいけど料金が高そう
・安く観られるならその方法を知りたい
・ちょっと空いた時間に気軽に歌舞伎を観たい[/box]

[box class=”blue_box” title=”あわせて読みたい”][kanren postid=”164″][/box]

スポンサードリンク

歌舞伎を映画より安く観る方法

[voice icon=”https://stage-knowledge.com/wp-content/uploads/2019/12/Twitter-アイコン-02.png” name=”茶色いの” type=”l”]歌舞伎ってチケット代高いんじゃない[/voice]

確かに歌舞伎のチラシを見ると、チケット代はこのように書かれています。

1階桟敷席20,000円
1等席18,000円
2等席14,000円
3階A席6,000円
3階B席4,000円

※公演により異なります。

こちらの料金表を見ると、チケットは安くても4,000円です。

4,000円では、映画の方が断然安いとなってしまいます。

ここでの参考金額4,000円。

この金額よりはるかに安くチケットを買う方法。

それは幕見(まくみ)席です。

 

幕見って何?

幕見、はじめて聞いたという方もいらっしゃるかと思います。

幕見とは、お芝居の幕、”一幕だけ“観ることを言います。

基本的に歌舞伎の構成はこのようになっています。

【昼の部】
第一幕 お芝居
第二幕 舞踊
【夜の部】
第一幕 お芝居
第二幕 舞踊
第三幕 お芝居

このような構成が一般的となっています。

幕見というのは、例えば、「昼の部第二幕、舞踊だけを観よう。」や「夜の部三幕のお芝居だけを観よう。」という一幕だけを観ることのできるチケットです。

先ほどご覧いただいた料金表は、昼の部(夜の部)を通し(一幕~三幕)で観たときの料金です。

幕見というのは、観るのが一幕になるのでその料金も下がるということです。

 

じゃあ実際いくらで観られるの?

[voice icon=”https://stage-knowledge.com/wp-content/uploads/2019/12/Twitter-アイコン-02.png” name=”茶色いの” type=”l”]で、その幕見っていくらで観られるの?[/voice]

実際のところ、幕見はどれくらいの料金で観られるのでしょうか。

舞踊の場合ですと1,000円~観ることができます。
※演目により料金が変わることもあります。

お芝居の場合ですと1,500円~で観ることができます。
※演目により料金が変わることもあります。

この金額を聞いて驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

映画のチケット代がだいたい1,900円です。

ここから考えると、映画より歌舞伎の方が安いのです。

ただ、こちらの幕見、ひとつだけデメリットがあります

 

幕見のデメリット

こちらの幕見、チケット代はとても安く手頃なのですが、ひとつだけデメリットがあります。

それはネットやチケット販売店で、チケットの購入ができないということです

[voice icon=”https://stage-knowledge.com/wp-content/uploads/2019/12/Twitter-アイコン-02.png” name=”茶色いの” type=”l”]えッ!じゃあどこでチケット買うの?[/voice]

そう思うのが当然です。

こちらの幕見チケットは、当日決められた時間に会場(歌舞伎座など)に行き、並んで整理券をもらってようやくチケットを購入することができる、というシステムになっています。

つまり、早く行かないと幕見チケットが買えないということです。

特に人気の演目は、「もう一度舞踊だけ観たい」という方もたくさんいらっしゃるので、幕見チケットは比較的早く完売となってしまいます。

 

幕見チケット購入場所

[voice icon=”https://stage-knowledge.com/wp-content/uploads/2019/12/Twitter-アイコン-02.png” name=”茶色いの” type=”l”]幕見チケットってどこで買うの!?[/voice]

肝心な幕見チケットの購入場所ですが、今回は歌舞伎座で説明させていただきたいと思います。

まずは決められた時間に歌舞伎座一階正面玄関に行きます。

玄関前には係員の方が幕見の案内をしていると思うので、係員の方に幕見の列がどこか聞きましょう。

人気の演目の場合、すぐにチケットが無くなってしまうので早めに列を見つけ並ぶことをおすすめします。

また、幕見のチケット売り場ですが、歌舞伎座一階正面玄関の左側にチケット売り場があります。

こちらで幕見チケットを購入した後、チケット売り場の裏側辺りに幕見の方用のエレベーターがあるので、そこから4階まで移動をします。

※幕見チケットは、上演される演目順に販売されます。
朝早く行っても、夜の部の幕見チケットを買うことはできません。

幕見のチケットの販売時間や価格はその月ごとに異なります。

そのほとんどは公演初日に決まるので、販売時間や価格は初日の幕が開くまでお待ち下さい。

[voice icon=”https://stage-knowledge.com/wp-content/uploads/2019/12/Twitter-アイコン-02.png” name=”茶色いの” type=”l”]ところでいきなり行ってエレベーターとか場所わかるかなぁ?[/voice]

近くには係員の方もいるので安心して移動できますよ。

そして、だいたい開演の20分前くらいまでに、4階のロビーでスタンバイをしておけば問題はありません。

そこからは係員の方が誘導をしてくれます。

 

座席ってどこに座れるの?

[voice icon=”https://stage-knowledge.com/wp-content/uploads/2019/12/Twitter-アイコン-02.png” name=”茶色いの” type=”l”]あ、座席ってどこに座っていいの?[/voice]

座席は歌舞伎座の4階席、全席自由になっているのでお好みのお席でお楽しみください。

ちなみに4階は、椅子席が約90名、立ち見席が約60名となっています。

このことから幕見は、だいたい150名限定となるようです。

このとき、注意点があります

演目により宙乗りがある場合、装置の設営や安全確保の為、座席がかなり少なくなります

演出に宙乗りのある演目は特にご注意ください。

また、4階席は場所によるかもしれませんが、花道や七三のお芝居は死角となり見えないことがあります。

スポンサードリンク

まとめ

さて、今回は歌舞伎を安く観るための方法をご紹介させていただきました。

舞踊の場合ですと1,000円で歌舞伎を観ることができます。

舞踊の上演時間はだいたい40分~1時間。

「はじめて歌舞伎を観る」という方は、まずは手軽な舞踊からご覧になってみてはいかがでしょうか。

こちらの幕見は、「歌舞伎をはじめて観る」「観たいけれどチケット代が高い」「好きな演目だけを観たい」というような方にはおススメのチケットです。